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『買い物をする母と娘』の寓話に学ぶ、“自分の救う声かけ” の仕方

心が軽くなる寓話

買い物をする母と娘

ある女性がスーパーマーケットで買い物をしていると、
一緒にいた幼い子どもが大声で泣き出した。

女性は静かに言った。

「あと、いくつか買うだけよ、シャロン。そうすれば終わりだから」

しかし、子供のかんしゃくはおさまらず、さっきより大きな声で泣き叫んだ。
それでも母親は穏やかに言った。

「さあ終わったわ、シャロン。あとはお金を払うだけよ」

子どもはレジのところで、さらに激しく泣きわめいた。
母親落ち着いた様子で言った。

「あと少しでおしまいよ、シャロン。もう車に戻れるわ」

それでも泣き続ける子どもは、車に戻ってからようやく泣き止んだ。
すると向こうから若い男性が母親に近づいてきて、こう言った。

「店にいる時から見ていました。
シャロンが駄々をこねている間、
あなたはずっと穏やかだったことにとても感心しました。
大切なことを教えてもらった気がします」

母親は男性にお礼を言うと、
一言だけ付け加えた。

「でも、子どもの名前はシャロンじゃないんです。

…私がシャロンなんです」

自分への声がけが自分を救ってくれる

母親がずっと声をかけていた相手は、
実は「泣いている子ども」ではなく 自分自身 でした。

他人への思いやりと同様に、自分への思いやりも大事です。

自分と他人の関係が大事なのと同じように、
“自分と自分の関係” を良くすることも欠かせません。

その第一歩は、
自分にやさしい言葉をかけること。

「今日も一日、ありがとう」
「毎日よくやっているよ!」
「本当に頑張っているね!」
「お疲れさま!」

など、ありふれた言葉で十分なのです。

あなたの日常にも、起きていない?

看護の現場でも、
仕事でも、プライベートでも。

つい自分のことを後回しにして、

「もっと頑張らなきゃ」
「ちゃんとやらなきゃ」
「こんなことで疲れてる場合じゃない」

と、厳しい言葉をかけてしまうことはありませんか?

自分に厳しくしていると、
いつのまにか心がどんどん摩耗していきます。

そんな時こそ、
シャロンのように、自分自身に声をかける力 が必要です。

看護の現場に置き換えると…

ナースの仕事は、
“他人のために力を使う”ことの連続です。

だから、自分への優しい言葉が不足しがち。

「また怒られた…私ってダメだな」
「あの先輩に比べて全然できてない」
「迷惑かけてばっかりだ」

こんなセルフトークを繰り返していませんか?

本当は——

「今日もほんとによく頑張った」
「できなかったんじゃなくて、やりきった」
「失敗しても、またやればいい」

そんな言葉こそ、あなたのエネルギーになります。

今日からできる“自分への声がけ”

深い自己肯定は必要ありません。
まずは ひとことだけ、自分に優しい言葉をかける。

「ここまでやれた私、えらい」
「ひとつずつやっていけば大丈夫」
「今日はもう頑張ったから休もう」
「落ち着け、大丈夫だよ」
「焦らないで。ゆっくりでいい」

これだけで、心の疲れが驚くほど減ります。

まとめ

「シャロン」と呼ばれていたのは、
泣いている子どもではなく——

“自分自身” を落ち着かせるための言葉 でした。

自分にやさしい言葉をかけることは、
甘やかしではありません。

むしろ、
明日も前を向くための大切なセルフケアです。

どうか今日、
あなた自身にも一言だけ、
やさしい声をかけてあげてください。

いかがでしょうか?
今日が少し軽くなるきっかけになれば嬉しいです。