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【第3話】師長、私はもう限界です

スッキリ物語

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もう限界。師長に相談しにいくと…

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『師長、こういう事情があって、私はもう限界です』

『申し訳ないのですが、辞めさせていただきたいと思っています』

 

「あら、そうだったの、大変でしたね」

「わかりました、でもその前に一度カウンセリングを受けてください」

「いろいろ抱えて大変だと思うけど、退職届を出す前に院内カウンセリング受けてね」

 

純粋に私を心配してのことなのか、

心のケアをして踏みとどまらせたいのか。

 

師長がどう考えていたかはわかりません。

おそらくどちらも正解でしょう。

私に辞めてもらっては困りますからね。

 

ということで、院内カウンセリングを受けることになりました。

 

どこまで話すか、少し抵抗はありましたが、

包み隠さず、全ての悩みを打ち明けることにしました。

 

仕事が忙しすぎて心身ともにつらいこと。

だんだんと鬼になっていく自分が嫌で嫌でたまらないこと。

そして家族の問題。

 

全部吐き出しました。

感情も何もかも全て。

 

そうしたら、先生はちゃんと話を聞いてくれて、共感してくれました。

 

話していくうちに、

少しずつ心が軽くなりました。

 

さらに、先生も話をしてくれました。

先生も家族の問題を抱えているとのことでした。

人に話しづらいようなことを、先生も打ち明けてくれました。

 

正直うれしかった。

 

なんだか救われたような気がしました。

 

話してるうちに、頭がクリアになっていくのを感じました。

 

いろいろなストレスを抱えて心がいっぱいいっぱいでしたが、

だんだんと自分の進むべき道が見えてきました。

 

いま必要なのは時間であり、心の余裕。

 

仕事も大事だけれど、

いま私が大切にしたいのは家族。

 

そして、私は自分の信念の軸がズレた人生は歩みたくない。

 

イライラしながら人と接するような、

鬼ナースにはなりたくない。

 

口を開けば愚痴ばかりな、

そんな人間でありたくはない。

 

私がなりたかったのは、

穏やかで、優しくて、笑顔で、

仕事もプライベートも充実してて、

家族のムードメーカーで、

お菓子作りとか紅茶とかお散歩が好きな自分。

 

そんなことを話していると、

カウンセラーからこう言われました。

 

「もう、自分の中で答えは出ているみたいですね」

 

そう、答えは出ていたのです。

 

吐き出すことで心が軽くなったのもありますが、

人に話すことで頭の中が整理でき、

やるべきことが明確になりました。

 

これが大きな一歩でした。

 

未来のビジョンがはっきりしたので、

あとはやるだけ状態になりました。

 

カウンセリングの先生に感謝です。

私はついに転職を決意しました。

 

つらい状況から逃げるためだけではなく、

理想の未来を実現するために。

 

そして私は、

師長のもとへ退職届を持っていったのでした。

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